2019年1月6日日曜日

今週の地図

あけましておめでとうございます。
本年もCOOL MAPS並びに志歌寿ケイト、頑張っていきます。
皆様とともに良い一年にしていければ幸いです。

事務所ページ(COOL MAPS)作りました
引き続きGIS・散策系企画などお仕事募集中です。

恒例の初詣初日の出深夜歩き2019のレポートはこちら

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さて、本年最初の掲示地図紹介。

「岐阜県地図」駸々堂旅行案内部(大正7年)。
ちょっとちっさいね。良い地図なので引き伸ばしたい。

枯れ葉のような色合いがたまらない。
冬の地図って感じ。


このへんに父方の田舎があるのだが諸事情でこの正月は行けず。
まだ高山本線がない時代。菅田がすごく大きな集落に見える。
もちろんこの時代の地図の例によって、ものすごく細かく字名が描かれている。
長方形は町、大きい丸印は新制村の役場所在地だそうだ。
バツマルマルの境界線(美濃と飛騨の境)も今となっては独特。


岐阜市付近。200dpiのスキャンでは読めない(笑)。
赤系が鉄道線。
今はなき美濃町線がいち早く開通している(明治44年)。


大井というのは今の恵那のこと。
明知線……かと思ったけど岩村電気軌道でした(岐阜で最初の私鉄)。
小沢のところに温泉マークが。これが小沢遊園地かな。
このへんも今は阿木川ダムができてまったく様相が違う。



全体はこんな感じ。
左上が管内里程図、その下は普通は岐阜市の拡大図とかになるのだが、
なぜか「関ヶ原戦配陣図」。西軍・東軍・反應軍・内応軍が描かれている。
………いる?

斜面の描き方はあまり細かくない(斜線でササッと)。
文字もややブレがあるが、密度はすごい。
サイズはやや小さいが見応えはある。今の地図と見比べても楽しい。

ということで、また来週のこのコーナーもよろしく。